ISO22005コンサルティング
食品企業は、食品安全を確保することはもちろん、もし問題が発生した場合において、
その安全性を迅速に確認するための、トレーサビリティシステムの構築が求められます。
2007年に発行されたISO22005は、そのトレーサビリティシステムを設計・実施するための規格であり、
食の事件・事故を受けて、今注目されている規格の1つです。
食品安全の仕組みであるHACCPやISO22000の支援で培った経験・ノウハウを持つUL ASG Japanは、
貴社の特徴を活かしたトレーサビリティシステムの構築をお手伝いいたします。
ISO22005の概要
トレーサビリティとはtrace(追跡)+ability(能力)の造語で、一般に記録により製品から原材料
又は原材料から製品を追跡できる能力を表します。
食品安全の国際規格である、ISO22000でもトレーサビリティシステムは要求事項として規定されていますが、
具体的な内容は十分には描かれていません。
ISO22005:2007【 飼料及びフードチェーンにおけるトレーサビリティ ~システムの設計及び実施のための
一般原則及び基本要求事項~ 】は、そのトレーサビリティシステムに焦点を当てた規格となっており、
より具体的なシステムの設計・運用内容が示されています。
ISO22005の特徴
ISO22005の特徴としては、次が挙げられます。
1.トレーサビリティシステムの目的の明確化
トレーサビリティシステムは問題発生時の製品回収を容易にするということは当然ですが、
例えば、原材料がどの程度最終製品に転化されているのかといった歩留まり・収益性、
生産性を考えることを目的にすることも可能です。
2.偽装していないことの証明
食品偽装が社会的問題になっていますが、ISO22005では、マスバランス(数量管理)の考え方があり、
使用数量・出来高数量を確実に追跡できることから、適用範囲内において偽装が行われていないことの
証明の1つとして活用することが可能です。
3.検証・改善できるシステム
仕組みは構築したら終わりではなく、その仕組みが引き続き期待する効果を発揮するかを
検証することで、さらなる改善につながります。
ISO22005では、システムの有効性を測るためのKPI(Key Performance Indicator)を
設定することが求められており、検証・改善が出来るPDCAサイクルの考え方が採用されています。

4.複数の組織に渡って適用可能
ISO22005は単一組織で構築する他に、複数の組織に渡って適用させることも可能です。
つまり、あるフードチェーンを範囲として、一貫したトレーサビリティシステムを設計・運用することが出来ます。
ISO22005の支援内容
UL ASG Japanでは、次のステップでシステム構築・運用をお手伝いいたします。
1.現状分析支援
貴社の現状を調査し、トレーサビリティシステムの状況を確認するとともに、
ISO22005の要求事項に対して、どこまで達成しているか、何が不足しているのかを分析し、
システムの設計を行います。
尚、すでにISO22000を構築されている組織は、かなりの部分で適合している仕組み
を持つことが予想され、ISO22005の導入は比較的スムーズになると考えられます。
2.システム構築支援
現状分析の結果を受けて、トレーサビリティシステムを構築していきます。
トレーサビリティの目的を明確にするとともに、追跡する情報の内容を整理していきます。
また、システムの有効性を測るためのKPIを設定し、運用段階で検証できる仕組みを構築します。
3.システム運用・検証・改善支援
システムが構築後、運用を開始します。ある程度、運用が進んだ段階で、
トレーサビリティのテストを実施したり、システムの適合性・有効性の確認のための内部監査を実施します。
これらの結果は、マネジメントレビューの場面で見直しを実施しますが、これら一連の活動について、
支援を行います。
4.審査対応支援
ISO22005は、他のISOマネジメントシステムのような認証規格ではありません。
しかし、一部の審査登録機関では独自の認証を行っており、第三者の視点での審査を受けることは可能です。
そのような企業においては、審査時の立会いや指摘事項に対する修正・是正といった場面で支援を行い、
審査登録完了までサポートします。




