統合マネジメントシステムQ&A
QMSとEMSを同時に構築すべきでしょうか?
時間的余裕がある場合には順番に構築することで理解が深まりやすいといえます。
時間的余裕がない場合には、同時に構築する必要性が出てきますが、その場合、QMSの構築・運用に時間を多くとられがちですので、バランスに注意する必要があります。
事務局はどのように設定すればよいでしょうか?
QMS、EMSの構築・運用に関し、関係者とのコミュニケーションを適切に行うことができる方を採用されることをお勧めします。
品質目標と環境目標は共通にしたほうがよいでしょうか?
共通の目標を設定することが統合マネジメントシステムの特長の一つとして取り上げられているようですが、共通の目標を設定することを前提として進めてしまうと、本来、目標として挙げるべきテーマが放置されるリスクがあるため、必ずしも適切とはいえません。
業務上の課題や問題等をしっかりと分析し、その分析結果に基づき目標を設定することが重要といえます。
品質マニュアル・環境マニュアルは1つにまとめたほうがよいでしょうか?
QMSとEMSを一度に理解することは簡単ではありません。そのため、品質マニュアルと環境マニュアルを共通のものにしてしまうと内容の検索や、構成の理解に時間がかかることが多くあります。これにより、運用面においてもスムーズな進行に支障をきたす場合があります。従って、新規で同時に構築する場合には、まずは別々に作成されることをお勧めします。
一方、いずれかのマネジメントシステムを既に運用しており、マネジメントシステムに対する理解が浸透している場合や、同時に新規構築した場合であっても、その後の理解が浸透した場合には共通のものを作成することも一案です。
それぞれの文章構成や表現を予め整備しておけば品質マニュアルと環境マニュアルの統合作業はそれほど難しくありません。
審査はどのように実施されるのでしょうか?
【審査工数】
統合マネジメントシステムとして同時に受審することにより審査工数を削減することができる審査機関が多いようです。
【審査の進め方】
ISOの審査では組織の部門毎に時間を区切り、計画を立てて進めるケースが多く見られます。
基本的には、部門毎にQMS、EMSをそれぞれ個別に確認し、規格要求事項が同様のもの(方針、目標、教育、内部監査、マネジメントレビュー等)は、同時に確認する方法が多く見られます。




